猫の気持ちをしっぽから読み解いてみました。スタンダード5種の尻尾の長さについて。
INDEX
しっぽで猫ちゃんの気持ちを推測してみましょう
猫ちゃんは、喜怒哀楽が分かりづらい、、。と言われていますが、よくよく観察すると猫ちゃんも人間と同じように気分によって微妙に表情が変化します。猫ちゃんの気持ちがもっとも分かりやすいのは、しっぽの動きやゴロンしている時などの姿になります。猫ちゃん達は『ニャー』しか言えないので、尻尾を合図にしてコミュニケーションをとりあいます。
ただ、猫ちゃんにも個性があるためか個々によって微妙に違いがあります。甘えたい時、遊んで欲しい時、ご飯が欲しい時などの猫ちゃんの『いつもの合図』がきっとあるはずです。猫ちゃんは、飼い主さんとのやり取りを通してコミュニケーションを学んでいきます。猫ちゃんの合図を理解することができれば、飼い主さんと猫ちゃんの絆は深いものであり羨ましい限りですね。
しっぽをピンと立てる
甘えたい時やご機嫌がいい時には、しっぽがピンっと垂直に立ちます。何かを催促している時にもしっぽがピンとなります。我が家の猫ちゃんは、ご飯の準備をしている時に尻尾をピンと立てて近寄ってきます。
逆毛を立てしっぽが膨らむ
相手を威嚇する攻撃態勢になると、根本から先端まで逆立てて尻尾を膨らませます。自分を大きく見せようとします。全身の毛も逆立てます。
しっぽを小さく振っている
気になるものを発見すると尻尾を小さく振ります。どうしようか考え中の時に尻尾を小さくパタパタ振ります。お昼寝している時に名前を呼ぶと尻尾の先をパタリと動かしてお返事してくれます。
しっぽを左右に大きく振っている
1秒位の間隔で尻尾を左右に振る時は、イライラしている可能性があります。興奮状態なのでそっとしておいてあげましょう。
しっぽを足の間に挟む
恐怖心が強くなると尻尾を足の間に挟んで自分を小さく見せようとします。自分を小さく見せて身を守ろうとします。
しっぽが逆U字型にする
尻尾をピンと垂直にし先を少し下げU字を作っている時は、ご機嫌が上々の時です。遊びに誘う時の尻尾のサインがこの型になります。逆U字型でも尻尾の角度が斜めの場合は、喧嘩をふっかけている場合もあります。
5種類のしっぽの長尺について
猫ちゃんの尻尾は、大きく分けると『長尾』『中尾』『短尾』『カギ尻尾』『尻尾なし』の5種類あります。猫ちゃんの感情が表れる尻尾ですが、中には尻尾がない猫ちゃんもいます。
『長尾』は、長さが頭と胴の半分以上あり短くても20センチ、長いと30センチ以上になります。名前を呼ぶと尻尾の先だけ動かしてお返事をしたり全体を使って感情を表現したりします。純血種の多くがこのタイプになります。
『短尾』は頭と胴の長さの1/5以下(5~7センチ)で、日本では雑種の猫ちゃんによく見られます。海外では『ジャパニーズボブテイル』として品種として固定しています。私の祖母は尻尾の短い猫ちゃんが好きでした。尻尾が短いとご飯に尻尾が入らないからが理由でした。( ´∀` )
『中尾』は長尾と短尾の丁度中間の長さで10~15センチ程度になります。長尾の猫ちゃんと短尾の猫ちゃんの交配によって生まれる確率がぐんと上がります。
『カギ尻尾』は、骨の変形により尻尾の途中が折れ曲がっています。長さは長尾と同じくらいの長さといわれています。長崎の野良猫ちゃんの8割近くがこのタイプと言われています。品種としては固定はされてない様です。私個人としては、是非、品種になって欲しいものです。海外の方が長崎の猫ちゃんを連れ帰って広めてくれないかなぁ、、。上手くいけば品種の可能性あり!?と密かに思っています。
『尻尾がない』猫ちゃんは、イギリスのマン島をルーツとするマンクスがいます。マンクスは突然変異で発生し品種として固定されています。入手困難な猫ちゃんになります。