突然変異が品種として固定した猫ちゃんの価格や歴史は?

猫ちゃんお金問題。




アメリカンカール誕生物語


 1981年6月に南カリフォルニア州のルガ夫妻の家に黒い長毛の野良猫ちゃんが迷い込みました。その猫ちゃんの耳は、後ろ向きに反った珍しい猫ちゃんでした。野良猫ちゃんはルガ夫妻の元で家猫ちゃんになり、ルガ夫妻から『シュラミス』と名付けられました。『シュラミス』は、その年に4匹の猫ちゃんを出産しそのうちの2匹は耳がカールしていました。このカールした猫ちゃんを計画的に繁殖したのがアメリカンカールになります。後にカールする耳は優性遺伝ということが判明しました。アメリカンカールは生後すぐは、耳がまっすぐで徐々に耳が沿っていきます。耳が反るのは約半数の猫ちゃんといわれています。価格は15~20万円前後になります。

スコティッシュフォールド誕生物語


 1961年イギリスのスコットランド地方の農場で生まれた猫ちゃんの耳が、前側に垂れていたのが始まりです。この猫ちゃんは、同じ様に耳が垂れたメスを出産しました。その猫ちゃんが、耳の垂れた猫ちゃんを出産し、、、。といった具合で優性遺伝だったこの垂れ耳を特徴とする品種が生まれました。
 耳が垂れるのは生後2~3週間後になります。『スコティッシュ』は『スコットランドの』、『フォールド』は『折りたたむ』という意味です。価格は10万円~20万円前後になります。



スフィンクス誕生物語


 突然変異によってカナダで生まれた無毛(髭もありません)の猫ちゃんが元になった猫ちゃんです。その後、繁殖を行い品種として固定しました。無毛ですので温度管理などのケアが必要になります。スフィンクスは、スピルバーグ監督の映画『E・T』のモデルとなった猫ちゃんとして有名で、体には色々な色や模様があります。価格は20万円~50万円とかなり高めです。日本のペットショップでは、取り扱っている場合が少なく基本的にはブリーダーからの購入になります。

マンチカン誕生物語


 1983年にアメリカのルイジアナ州で発見された猫ちゃんがルーツです。マンチカンの由来は、『オズの魔法使い』に登場する小人『マンチカン』といわれています。マンチカンは、ダックスフンドのように短い足を持つ人気の品種で、当初は猫ちゃんの運動や健康に支障があるのではないか?とのことで品種としての固定は懐疑的な意見がありました。その後、問題ないことが確認され品種として固定されました。前足の長さは10センチ程ですが、ジャンプは得意です。15万円~20万円前後になります。ペットショップで扱ってない場合があるのでブリーダーからの購入も検討するのが良いかと思います。

くるりんカールヘア猫ちゃん誕生物語


 突然変異で毛がカールヘアになり品種として固定した猫ちゃんは3種あります。アメリカンワイヤーヘア(アメリカ、ニューヨーク州)、コーニッシュレックス(イギリス、コーンウォール州)、デボンレックス(イギリス、デボンシャー州)です。それぞれ突然変異で生まれたのが始まりです。日本のペットショップやブリーダーが、扱ってないと言っても過言でないかと思います。どうしても飼いたいのであれば、海外のブリーダーから輸入する方法になってしまうかと思います。



マンクス&キムリック誕生物語


 イギリスの近くにあるマン島には、昔からしっぽのない猫ちゃんが生息していました。その猫ちゃんがマンクスです。前足よりも後ろ足が長いため、うさぎのようにピョンピョンと跳ねるような独特な歩き方から『ラビット・キャット』とも呼ばれています。『ノアの箱舟に飛び乗った時に、尻尾が挟まって切れてしまった』『マンクスはうさぎとの間に生まれた』『マン島を根城としていた海賊が猫ちゃんの尻尾をみんな切り取った』という伝説もあります。
 このマンクスの突然変異で生まれたのがキムリックです。キムリックは、マンクスの長毛タイプの猫ちゃんになります。尻尾がない猫ちゃんは、世界中でもマンクスとキムリックだけになります。どうしても飼いたい場合は、海外のブリーダーからの個人輸入する方法になってしまうかと思います。キムリックはマンクスよりも数が少なく、非常に希少な猫ちゃんです。

ソマリ誕生物語


 突然変異で長毛になったアビシニアンを品種として固定したのがソマリです。ソマリは狐のようなフサフサな尻尾を持っているとても気品のある猫ちゃんです。アビシニアンは、高貴な毛色を特徴とし古代エジプトの壁画にもよく似た猫ちゃんが描かれています。とても歴史のある猫ちゃんです。価格は15万円~25万円になります。



日本のペットショップで扱ってない猫ちゃんを飼う方法は?


 日本のペットショップやブリーダーでも扱っていない猫ちゃんをどうしても飼いたい場合は、海外のブリーダーから個人輸入する方法があるかと思います。海外のブリーダーをインターネットなどで探して輸入の交渉をしてみましょう。その場合は、税関や輸送代でかなりの費用が加算でしまいますし、検疫所での輸入検査などもあります。輸入条件を満たしていると確認できた場合は、検査は短時間で終了しお家に猫ちゃんを連れて帰ることができます。しかし、輸入条件を満たしていないと判断された場合は、動物検疫所にて最長180日の係留検査を受けることがあります。当然その間は、猫ちゃんと一緒に生活することができません。検査の結果、輸入が認められないこともあります。
 引っ越しなど何らかの事情で猫ちゃんを手放さなければならなくなり、成猫ちゃんを譲り受ける方法もあるかと思います。譲渡会やインターネットなどで探すのもひとつの方法かと思います。突然変異の猫ちゃん達は、雑種の猫ちゃん達が多いです。もしかしたら、日本の野良猫ちゃんにも突然変異した猫ちゃんがいるかもしれませんね!?

catsneko

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譲渡会で頂いた猫ちゃんを飼っています。猫ちゃんのお役立ち情報を届けられるように、猫好きのお友達達と情報交換しています。

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