獣医師免許を取得し就職するには学費はいくらかかるの?
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獣医師になるための大学一覧
獣医師になるためには、大学の獣医学科にて6年間学び農林水産省が実施する『獣医師国家試験』に合格する必要があります。
獣医師を設置している学校は国公立大学で『北海道大学(北海道)』『帯広畜産大学(北海道)』『岩手大学(岩手県)』『東京農工大学(東京都)』『東京大学(東京都)』『岐阜大学(岐阜県)』『大阪府立大学(大阪府)』『鳥取大学(鳥取県)』『山口大学(山口県)』『宮崎大学(宮崎県)』『鹿児島大学(鹿児島県)』11校になります。私立大学で『酪農学園大学(北海道)』『北里大学(青森県)』『日本獣医生命科学大学(東京都)』『日本大学(神奈川県)』『麻布大学(神奈川県)』『岡山理科大学(岡山県)』の6校しかありません。
入学のための偏差値は、最低70前後は必要となります。育成大学の数が少ないためか獣医学部への進学は狭き門ですし非常に難関となっています。獣医学部は、11校の内3校が北海道に集中していますね。
獣医学科に通うと学費はどのくらいかかるの?
国立大学の場合は授業料は一律になっています。国立大の授業料は年間535,800円になります。
私立大学へ通う場合は、6年間の学費だけで1,200万円~1,500万円になります。学費だけでいうと私立大学の4~5倍となっていますね。さらに一人暮らしを始めるのであれば家賃や生活費としてお金が必要になってきます。
獣医学部に進学することで一人暮らしが余儀ない状況になるかもしれません。一人暮らしの可能性がある場合は、受検日の帰りに近隣の不動産の連絡先等を頂いて帰路すると、家探しがスムーズになるかもしれませんね。
獣医師としての就職先は?
獣医師と聞くと動物病院の先生という印象が強いかと思います。私もそのひとりです。
しかし、獣医師は牛や豚や鳥などの家畜全般にも関わり、畜産の発展に貢献しています。さらには、医薬品の開発にもかかせない存在です。このように獣医師は、『小動物臨床』『農林水産関連』『公衆衛生関連』『野生動物関連』『開発途上国への技術支援』などさまざまな分野で活躍しています。
動物病院の獣医師のお仕事は?
動物病院の先生は、かかりつけ医と呼ばれ、内科や外科などのを診療する一次診療施設、難しい病気や高度な治療を行うのが二次診療施設になります。近年は専門科の獣医がいる病院も増えつつあります。
水族館の獣医のお仕事は?
水族館での獣医の立ち位置は飼育スタッフの一員になります。飼育している海獣などの診療や検診がメインになります。水族館の職場は毎年募集があるとは限りません。
水族館のお仕事ってなんだか憧れます。しかし、海獣のお仕事い就ける方は一握りです。その中でチャンスを待って獣医師として働けるのは運に左右されていることもあるかもしれませんね。
家畜診療の獣医のお仕事は?
組合農家の家畜(牛や豚など)の診療があります。酪農家が多い地域での仕事になりますので、田舎病気の予防、治療、飼料の指導などの健康管理になります。