シニア猫ちゃんの介護を考える時に知っておきたい介護アイテム
猫ちゃんの老化について
猫ちゃんも年齢を重ねると、老化による筋肉の低下によりできていたことができなくなったりします。シニア猫ちゃんの福祉グッズ用品をご紹介しますので実際に使用するかは別として、ご参考にして頂けると幸いです。福祉用品や介護用品に関するペット用品は、日々新しい物が発売されています。実際に使用した方が良いか迷ったらかかりつけ獣医さんに相談してみましょう。年齢を重ねた猫ちゃんは、終日のんびりと日向ぼっこをして、ゆっくりとした時間を過ぎるのを一緒に楽しむことができます。
階段・スロープ
階段やスロープがあると、猫ちゃんの足腰の負担が軽減されます。猫ちゃんの体力が衰えてしまい高いジャンプが難しくなったら、お気に入りのタンスの横に設置してあげると喜ぶと思います。階段タイプとスロープタイプのものがありますが、猫ちゃんが飛び乗っても大丈夫な頑丈なものを選んであげるのが安全安心です。少し小さめなキャットタワーでも代用できます。トイレにスロープをつけてあげるのもお勧めです。
介護用用おむつ
猫ちゃんは、体力が衰えても自力でトイレに行こうとします。しかし、認知症になってしまったり、寝たきりになってしまった場合は、粗相をしてしまうこともあるかもしれません。粗相が多くなったり、トイレにスロープを付けても上手くできなくなったら、おむつを使うことも検討してみましょう。何度も着脱できるテープや横漏れ防止のギャザーが付いていて、機能は人間のものとほぼ同じです。素材は、布製と使い捨てタイプがあります。おむつが脱げてしまうことを予防するアイテム、おむつカバーもあります。
床ずれ予防の介護用マット
介護用マットでは猫ちゃんの床ずれを予防します。床ずれは、同じ姿勢で長時間過ごすことによって、同じ場所の皮膚が圧迫され続けることで起こります。圧迫によって血流が悪くなり、皮膚、筋肉などに酸素や栄養がいきわたらなくなります。元気な猫ちゃんであれば、無意識に体を動かしたり寝返りをうつことで床ずれになりません。
床ずれを予防するには、体の向きや姿勢を変えたり、体にフィットするマットレスを使って皮膚への圧を分散してケアすることが重要になります。
寒い時に体を暖めるグッズ
寒い日に体を温めるグッズは、ホットカーペットやコタツで充分です。ただし、コードをかじってしまうと同線部分が露出してしまい、猫ちゃんが感電してしまう可能性があります。猫ちゃんがコードの噛み癖を持っているのであれば、必ずコードカバーを使用しましょう。シニア猫ちゃんは熱さを感じる感覚も鈍くなっているので、火傷には注意する必要があります。
暑い時に体を冷やすグッズ
日本の夏は酷暑が続いていますので、熱中症予防のためにもヒンヤリグッズがあると安心です。特にお昼寝時間が長い高齢猫ちゃんは、体力も落ちてますのでベッドの近くにヒンヤリマットを用意して様子をみてみましょう。35℃以上の猛暑日は、適切な室温と涼しい場所が熱中症予防のポイントになります。部屋の温度調整のはやはりエアコンが鉄板になりますが、飼い主さんが快適に感じる室温が猫ちゃんのとっては寒いと感じる場合もあるようです。